「白い青はくたびれてねているよ」


空が青い。


好きな青さ。


白の絵の具が効いてる。


カフェオーレのクリームin的なうすさ。


西日に照らされて光るオフホワイトの壁。


いつだって。


帰りたい。


ほしくなったのはいつからだろう。


ゼロに帰ろう。


もうなんもいらんよ。


生まれた気になる。


うそだろう、青くん。


いいよ、


そんなのわかってる。


ああ、


ぼくはまた悪い人になった。


どうしようもできない。


どうしようもできないよう。


アオー。


青ー。


青ー。


青がどんどん


うすまっていく


ぼくは青の名前を


呼び続けている





青.